藍染の敷物
藍染の敷物・チェアパッド
日本製では初の藍染の敷物を製品化しました。
当社では、2018年の夏から藍染された糸を活用した製品の企画開発を行い、2019年5月に
製品化いたしました。
カーペット製造業者は国内で、10社程度にまで減少するといわれる中で徳島の特産品の藍染を活用して製品化を模索しておりました。このたび開発に成功したのでお知らせいたします。
*製品名 阿波藍の敷物・阿波藍の円座
〔コンセプト〕「凛とやさしく藍を敷く」
工業製品でありながら1枚1枚の糸や色の表情が異なります。さらりとした肌触りで多少の色落ちがありますが、それも自然素材ならではと考えます。一本筋の通った製品でありながらお客様にはくつろいでいただけたらと考えました。
〔製品の仕様〕
綿糸はオーガニックコットン(インド綿GlobalOrganicTextileSandard認証)を使用し、自社工場で1枚1枚人の手で仕上げています(ハンドフックドラグ)。藍染めは、徳島市内の染色事業所で染めていただきました(阿波正藍染め)。全工程が徳島県内でつくられています。
糸を染めてから織り上げています。商品は、直径35センチの円座・60X90センチのマットで裏に滑り止め加工を施して製品として仕上げました。藍染めの糸は濃・中・淡と3色用意しています。無地でも藍染の風合いを十分楽しめますし、適宜混ぜて織り上げ無限の色の変化を紡ぐこともできます。
〔開発の物語〕
代表取締役が藍染めを活用したカーペット関連製品を思い描いたのは2018年夏頃です。といってもこれまでは注文した絨毯を製造する会社で製品の独自開発の経験はほとんどありませんでした。
そこで、徳島県信用保証協会の専門家派遣制度を活用しながら協力業者とのマッチング、製品化のコンセプトづくりと製品化の支援をいただいて開発を行ないました。
〔私たちについて〕
設立は昭和47年の老舗のカーペット製造会社で経営者夫婦とも京都の嵯峨美術短期大学を卒業しデザインや意匠などを現在の仕事に活かしています。
従業員は11人(パートタイマー含む)で、主力は地元の女性職人です。弊社では、働き方改革が提唱される今に先立つ十数年前から働く女性や身障者が活躍できる職場づくりを心がけてて実践しています。
地元中学生には刺繍体験の機会を設けたり、軽度の障害者の雇用、身障者の子どもたちに書いてもらった絵を元に円座に仕上げる機会を提供しています。
リサイクル材としてシャツの端切れを円座にする試みでおしゃれと環境を両立させる製品開発を行い人気となっています。
女性社員に対してはそれぞれ働きたい時間で働くしくみ、子どもの送迎、家庭の事情等で遠慮なく休んでもらうなど、女性が長年働ける環境を準備するなど、心のバリアフリーの会社でありたいと願っています。地方の飾らない小さな会社ですが、SDGsを意識した経営を行なっています。
ネット販売の準備中ですが、商品が出来ましたのでご覧ください。
関連情報
ズパゲッティ素材のチェアパッド|ラグ・マットなら栄光カーペット株式会社
栄光カーペットでは、40年以上に渡りフック織によるラグ・マットを製造しています。長年培った知識と技術をいかし、話題のズパゲッティで作ったチェアパッドは、極太の糸がもたらす独特の質感と、色味や柄など一枚一枚異なる表情を楽しめますので、お部屋のアクセントにおすすめ。オーダーも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
屋号 | 栄光カーペット株式会社 |
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住所 |
〒779-4103 徳島県美馬郡つるぎ町貞光字宮内20 |
電話番号 | 0883-62-2191 |
営業時間 |
8:00~18:00 定休日:日曜・祭日 |
代表者名 | 辻 智 |
info@eiko-carpet.com |